「未来で待ってる。」
皆さんこんにちは。リトマです。
先日、金曜ロードショーで時をかける少女が放送されていたみたいですね。
私が初めにこの映画を見たのはいつだったでしょうか。すごく綺麗な映像と曲で、凄く印象的なSFチックな映画です。
今日は少しこの「時をかける少女」について、特に「切なさ」の部分について書いて行きたいと思います。
少しネタバレもありますのでまだの人は先に映画をチェックしてくださいね。
歳月人を待たず。
Time waits for no one.
現代を生きる主人公マコトと、未来から来た少年チアキ。
この2人の触れ合い、すれ違いを軸に映画は進んで行きます。
2人の親友だったコースケが事故で亡くなってから虚無に生きるようになったマコト。そんなマコトを想うチアキが、未来から過去を変えにやってきている、そんなお話です。
しばしの楽しい日々を過ごす2人。しかしチアキはコースケを事故から救うために、タイムリープをマコトの前で使うことになりました。未来から来たことを知られたチアキは、マコトとは一緒に居れなくなり、未来へ帰ることになります。
「未来で待ってる」というセリフを残してチアキは去り、マコトは「チアキのいない」日常に戻るという結末です。
「Time waits for no one.」
日本語訳にして「歳月人を待たず。」は、
そんな映画の序盤で黒板に書かれている印象的な言葉です。
チアキが黒板に書いたといわれているこのセリフ、私たちの人生の中でもすごく重要な意味を持ちます。
チアキがいなくなってから、チアキの大切さを実感するマコト。
マコトとの楽しい日々を続けられないという葛藤に駆られるチアキ。
時間は人を待たない。今は今しかない。
今を大切に生きろと彼らは問いかけてきます。
「歳月人を待たず。」というと、もしかしたら皆さんは勉学を思い浮かべるかもしれません。
しかし、中国の孔子が書いたとされるこの文章、本来は「今は今しかないので楽しめ」、という文脈で使われています。
何か大義や理想を目指して必死に努力するのも大切ですが、日々大切な人と過ごして感じる幸せも大事だと、そんなことを読み取れる気がします。
「事業を成し遂げたい」とか「自分に最大限に知識をつけたい」って、ここにいる多くの方々が思っていると思います。私もまたそのうちの1人です。
しかし、大義や正義、未来の自分為だけに今を生きるってのも少し寂しいのではないか。
「時をかける少女」はそのように感じさせてくれます。
「別れ」を含む映画ってのはどれも切なく素敵ですが、やはりこういった「時間」のすれ違いでの別れがメインの映画は、現実味がなくて逆に深く感動できます。
現実では100%体験できない別れですからね。とても切なくなれます。
「君の名は」とか「僕明日」とか、時間がすれ違う系の映画は沢山ありどれも素敵ですが、特にこの「時をかける少女」は中でも一際切なくて大好きです。
是非みなさんも彼らから学んで、今を大切に生きていただきたいです。
Time waits for no one.
しっかりと私も胸に刻みたいですね。
おわりに
https://news.mynavi.jp/article/20180718-665936/
いかがでしたか?
今回は映画「時をかける少女」にちなんだ記事でした。
映画の別れの切なさについては、「バッドエンド至上主義」にも書いていますので、是非みなさん見てくださいね。
それでは、未来で(次の記事で)また会いましょう。