インフォメーションマネジメント。
皆さんコンニチハ。
世間は日大の謝罪報道でひっきりなしですが、それはさておき。
そんな運動で日本トップの大学を横目に、本日は学業で日本トップを走る大学の講義紹介です。
はい、待っていましたという方も多いハズ。
今回は京都大学さんの講義を紹介したいと思います。
講義紹介
冒頭で書いたインフォメーションマネジメント。
今回紹介する講義に深く関係しているワードです。まずはこちらの説明からしたいと思います。
日本語では「情報管理」と訳されることが多いこの分野、データサイエンスに興味のある皆さんならピンとくる方も多いでしょう。
大辞林によるとインフォメーションマネジメント(情報管理)とは、
- 情報を有効に利用するため、効率的・統合的に運用すること。
- 情報が漏洩しないように管理すること。
とあります。
また日本大百科全書によると、
- 情報管理の目的は、情報技術(IT)を有効に駆使しながら、必要な情報を即時的に共有しつつ、意思決定の質を高めることにある。
とありました。
つまり噛み砕いて言うと、「情報管理」とは、
- (ビッグデータなどの)情報を有効活用する。
- そして、それを共有・利用できるような社内ネットワークを管理する。
の二本立ての概念だということがわかります。
前者はデータサイエンティスト的な側面で、後者は少しSE(システムエンジニア)的な側面があるように感じますね。
このインフォメーションマネジメントの分野、結構海外では専門の学科などを見かけるのですが、日本ではやはりあまり見かけないような印象です。
そんななか、京都大学にこの分野にドンピシャの講義を発見したというわけです。
さて、少し前置きが長くなりましたが講義紹介本題に入りましょう。
名前は「情報処理論」。講義は4セメスターに渡って1a、1b、2a、2bと用意されています。
正直かなりのボリュームで、インフォメーションマネジメントを学ぶのに不足ないコンテンツです。
シラバスを順に見ていくと、
- 1a:Windows・LinuxのOSの基礎知識。統計・計算機ソフトの基礎(spssとかかな?)。HTMLでウェブページ作成の基礎。
- 1b:Unix(Linux)OSについて、深い知識。
- 2a:Pythonによるプログラミング演習。
- 2b:情報通信システム系(ハッカー系)の知識。C言語の基礎。
となっていました。(目からウロコ)
Rには触れず、データサイエンティストの要の統計分析についてはそこまで詳しくは触れませんが、Pythonを扱うところから先進性を感じます。ここでPythonの知識を得てから、データサイエンスに応用していく道が考えられるでしょう。
あと、統計ソフトの項目に詳しい内容が書いていなかったので、少しここはわからないのですが、おそらくspssなどの統計ソフトを使うのではないかと思われます。
また見落としてはいけないのが、最後のセメスターでC言語までカバーするということです。ほんとに目からウロコです。
他にも特に筆者が注目したいのは、1bのUnixに関する講義です。
Unix・Linuxのサーバの知識はSE的な側面で中核をなす知識となっています。
経済学部主体でこのような講義が開講されているのは非常に驚くべきでことで、日本では非常に少ないと思います。
理系のSE系の人々だけでなく、ビジネス系の人々がこういう知識を学べるのは希少であるなあと感じるわけですね。
終わりに。
どうでしたか?
今回は情報量が少なかったのがネックでした。(京大の知り合いが少ないもんで…)
しかしながら、データサイエンスにとどまらない知識、いやデータサイエンスの基盤となるような知識を提供してくれる、という魅力は伝わったかと思います。
調べていて素直に感じたのですが、やはり京都大学、経済学部といえど経営学系(ビジネス系)の講義がとても充実していました。
やはりレベルが間に合う人は是非入学をおすすめしたいですね。京都大学さんのクオリティには敵いません(笑)
また機会があれば、他の講義やこの学部自体について紹介したいと思います。
この講義が気になる方は京都大学公式サイトから是非チェックしてくださいね。
ご精読ありがとうございました。
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