関西初のデータサイエンス学部?
こんにちは。本日は関西でデータサイエンスを学びたい学生さんのために、選択肢の一つとしてオススメしたい学部を紹介します。
本日紹介するのはズバリ、
「同志社大学文化情報学部」です。
それでは早速見ていきましょう。
学部紹介
上に書いたように、2007年の開設からまだ10年と非常にフレッシュな学部。
文化情報ってどんな内容なんだろう、と思う方が多いと思いますが、
同志社文化情報学部公式HPを見ると、
「芸術から経済活動などの社会の動きまで人間の営みすべてを『文化』と捉え、データを収集し適切な理論で分析。自然科学の対象ではなかった『文化』を『データサイエンス』の手法で探求します。」
と書かれてあります。
名前の通り、文化をデータの解析対象にするというわけですね。
コースを見てみると、
- 文化資源学コース
- 言語データ科学コース
- 行動データ科学コース
- データ科学基盤コース
の4種類あり、
データ科学コースを中心に、各々のコースへ分岐しているという感じでした。
このデータ科学コースが開講している講義に、いわゆる”データサイエンス”系のものが盛りだくさんあって、ここでの講義を他のコースも受講するようです。(講義紹介は後日また書きますね。)
どうですか?とても魅力的な学部だとおもいますよね?
しかしながら私個人の意見としては、
データサイエンティストに必要な「データサイエンス以外の部分」が少し学びにくいような印象を受けました。
データサイエンティストとは?
”データサイエンティストに必要な「データサイエンス以外の部分」が少し学びにくいような印象を受けました。”
…ん?どういうこと?
と思った皆さんのために少しお話しますね。
少なくとも私は、「データサイエンスに長けた人」と「データサイエンティスト」には少しニュアンスの違いがあると考えていまして、
私を含めた世の中の認識は「データサイエンスをできる人」が「データサイエンティスト」ではなく、「ビジネスや経営学の知識・センス」を持って且つ「データサイエンスをできる人」が、「データサイエンティスト」なり得ると考えています。
つまり簡単にいうと、
「データサイエンスをできる人」 + 「ビジネスや経営学の知識・センス」
= 「データサイエンティスト」
ってことですね。(もちろん他にも色々な要素はあります。)
「データサイエンス」がデータの解析だとしたら、
「ビジネス的な知識」で解析したデータの”アウトプット”(滋賀大の竹村教授の言葉をお借りすると”ビジネス知識からの価値創造”)ということです。
私はこの2つに長けた人材としての、データサイエンティストになりたいのですが、やはりこの学部の趣旨は「ビジネス」よりも「文化」って感じがします。2つ目の軸が薄いということです。そこが筆者の目指すところと少し違うかなあと感じたわけです。
頼みの綱である「商学部」や「経済学部」のキャンパスは今出川キャンパスで、
対して文化情報学部は京田辺にあります。学内連絡バスなどの詳しい状況はわかりませんが、やはり商学部などの授業を取るのはひと難ありそうです。
しかしながら、「データサイエンス」そのものの知識を得る大学としては、他の大学に引けを取らないクオリティであることが間違えなさそうです。
加えて、この”「文化」をデータ解析する”はとても発想が新しく、これから成長していく分野かもしれないので、この学部自体の学習方針が興味深いですね。
また、商学部と関連が薄くビジネスが学びにくいとのことですが、一応データマーケティングコンペに授業で出たりと、ビジネス分野へのフォローもしてもらえるみたいです。(もちろん商学部と比べると少ないでしょうが…。)
高校生の方からすると、私立ということもあり入試の回数も多く、国立を目指す方も併願で受けれるのがいいですね。
関西にお住みの皆さん、一度視野に入れてみてはどうでしょうか?
おわりに。
本日は同志社大学文化情報学部について紹介しました。
この学部に通う友人からの情報をもとにして書きましたが、正確でないところもあるかもしれません。詳しい情報は同志社公式HPでご確認おねがいします。
質問も受け付けてますのでお気軽に聞いてください!
ご精読ありがとうございました。
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