ドラクエ的処世術。武器を理解した生き方。

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僧侶が一番かっこいいよね。

 

先日、「データサイエンティストになるには?」で筆者の大学の授業をいくつか紹介させていただきましたが、それとは別に、筆者にはもう一つお気に入りの授業があります。

 

戦略論。某東大出身の教授による、経営戦略・マーケティング戦略の講義です。

先日、この講義でポーター理論などを使って、某大手アパレルや某大手ハンバーガーショップの経営戦略を辿りました。

 

企業の経営戦略を考える上で大切なことの一つに、「自社の業界での立ち位置を理解すること」があることは、専門家ではない皆さんも直感的に理解できるだろうと思います。

 

自分の立ち位置を理解した上でどう戦っていくか。これは企業だけでなく、自分個人単位でも、うまく生きていくための秘策であるように思います。

 

さて、本日はそんな「自分を理解すること」について掘り下げてみようと思います。

 

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自分を理解する

まず、冒頭に書きました、「僧侶が一番かっこいい。」というセリフ。

 

ゲーム好きの皆さんならこういうタイプの人に出会ったことが何回かあるはずです。

ここでドラクエを知らない方のために少し紹介をしておきましょう。ドラクエ=何人かのグループでモンスターを倒していくゲーム、だということはなんとなくイメージで知っていると思います。

 

グループには戦士、魔法使いなど、それぞれ役職に分かれて助け合い、敵を攻略していきます。このなかで、僧侶はその名の通り回復専門の役職で、傷を追った仲間を癒やしたり、死んだ仲間を生き返らせたり、という役目を担っています。

 

その、”僧侶”が一番かっこいいというのです。自分は僧侶がいい、と。

 

前線で戦う強い戦士や、強力な魔法で敵を一掃する魔法使いよりも、回復専門の禿げたおっさんがいいというのです。(僧侶はハゲという筆者のただの偏見)

  1. 戦士:前線で活躍する力強いチームの中心
  2. 魔法使い:強力な魔法で敵を一層
  3. 禿げたおっさん:回復魔法で味方を援護

あなたはどれを選びたくなりますか?

 

はい、筆者は迷わず禿げたおっさんを選びます。でも実はこの選択って、自分の人生観とすごく関係しているように思えるのです。

 

敢えてのポジション取り

筆者は幼少期から10年間強サッカーをしていました。サッカーにもドラクエのように多くの役割(ポジション)があります。大まかに見ると、

  • フォワード:前線で得点を狙う花形のポジション。
  • ミッドフィルダー:中盤で全体の調整、得点への起点を作る。
  • ディフェンダー:最下線で防御を張る。全体を見れる。
  • キーパー:ゴールを直接守る。

サッカー観戦が好きな人もそうでない人も、一度ぐらいはTwitterなどで一部シーンを見たことがあると思います。

 

SNSyoutubeなどで見られるほとんどのシーン、皆さんもお気づきかもしれませんが、それはゴールシーンです。華やかで人々の目に良く映え、メディアで取り上げられる殆どはゴールシーン、つまりフォワードの活躍シーンです。

 

サッカーを長年していた筆者でさえ、よく見るのは「スーパーゴールシーン」であることがほとんどです。間違ってもデフェンスの細かい陣形修正の動画がTwitterでバズることはないでしょう。

 

筆者は現役時代、センターバックでした。デフェンスの中央、守りの要です。私は、市の選抜選手としてプレーしたり、高校でキャプテンまで努めたりと、ある程度の評価を得ることができました。もちろん、ディフェンスとしてです。

 

これが私の立ち位置であり、私が周りに対抗できる戦略でした。

 

ディフェンダーであること。競争率の高く、身体能力・テクニックが優れた花形、フォワード。私はあえてそのポジションで争わないことで地位を保っていました。

 

もちろん、キャプテンを努めた高校時代、皆を驚かせられるプレーをするのは、キャプテンであった私ではありません。いつでもそれは”得点者”でした。

 

しかしながら、素人観客からの”歓声”を得たいがために、もしフォワードの世界で挑戦していたら、いまの私はなかったのです。

 

冒頭で触れたビジネスの世界でも同じことが言えます。例えばハンバーガー業界。

ハンバーガー業界と聞いて、99%の人がマクドナルドを思い浮かべるでしょう。

 

安くて美味い。子供も大人も幸せそうな顔。従業員の笑顔。マクドナルドが高シェアを持ち、同じ戦略では競争率は高い。

 

そんな中、ファーストキッチンは自分の業界での立ち位置を理解し、違うコンセプトで不動の業界3位を築いています。(冒頭の戦略論の受け売りですワッショイ!!) モスバーガーは?クアアイナは?彼らも同様、それぞれ自分たちの立ち位置を理解し、戦略づくりをしています。

 

ドラクエ的処世術

さて、本題に戻りましょう。ドラクエ的処世術。

 

このドラクエやサッカー、ビジネスなどの例を話したところで、だいたいゆわんとすることが分かっていただければ幸いですが、

 

やはり「処世」といえば、一番に思い浮かべるのは「仕事」です。

 

最後にこのドラクエ的処世術を、「自分のキャリアづくり」と絡めて話していきたいと思います。

 

もし、あなたが企業な就職したとして、今話したような、僧侶やディフェンダーのようなポジションでキャリアを形成したい、と思う方は少なくないはずです。

前線でガツガツいきます!という兵隊精神の方は、この世の中多くはないでしょう。僕もまたその中の1人です。

 

TWICEを例に取ってみましょう。

TWICEと聞いて皆さんが思い浮かべるのは、やはり顔立ちの整った足の長い”彼女ら9人”でしょう。

彼女らは激しい競争率の中からオーディションで選ばれた、いわば花形の”フォワード”であり”得点者”です。

 

ですがTWICEを作っているのは彼女らだけではありません。楽曲を制作する人、歌詞を考える人、PVを制作する人、宣伝・広告をする人、ダンスレッスンを行う人など、プロデューサーと一口に言ってもその種類は多岐にわたります。

彼女らを支える人々、彼らはTWICEというビジネスの中で、”自身がアイドルである”ということを捨てることで戦えている、という見方もできると思うのです。

 

彼らは戦士ではなく僧侶である、彼らはフォアードではなくディフェンダーである、と。

 

自分がキャリア形成をする、何か仕事で勝ち残っていくとなった時に、競争率の高い花形の”アイドル”を目指す人は、この記事を読んでいる皆さんのなかでもそう多くはないでしょう、ということです。

大部分の人はニッチである”彼ら”を目指していくと思います。

 

しかし、ここで問題が発生します。

「僧侶いっぱいおる問題」です。

先程の例で言うと、例えば、”アイドル”と比べるとニッチであった”楽曲を制作する人”は、実際社会ではたくさんいいるのです。

 

ニッチも競争率と縁がないわけではなく、ニッチの中で争いがあります。もちろんそうですよね、ディフェンダーの中にだって争いはあります。だからプジョルは偉いのです。(プジョルはディフェンス界のネイマールといったところです。)

 

そう、TWICEの作曲者候補はたくさんい居るのです。いくら僧侶であれる場所を探そうとしても、そこには僧侶は沢山いる。それが社会であり、企業です。皆んながニッチを目指し、競争率を避けて生き残ろうとします。

 

それではどうしたらいいか?

答えはシンプルです。

僧侶の中でもさらに僧侶を目指していく。

ありふれた回復系の僧侶ではなく、復活術の使える僧侶を目指すのです。

たくさんいる作曲者の中でも、オリジナリティーを持ったやつが選ばれるのです。

 

はい、結局、僧侶になりきるのはそれほど簡単なことではありません。

しかしながら、その中で僧侶を目指していくのが処世術だということです。

 

おわりに

ドラクエ的処世術、分かっていただけたでしょうか。

ここまで書いて「結局競争かよ!」ってなった人もいるかと思いますが、社会ってそんなもんです。人生そう美味いこといきませんね(笑)

 

ですが、ドラクエ的処世術を見てみて、皆さんも少し考えを広げていただけたかと思います。

皆さんもご自身をドラクエ的に分析してみてはどうでしょうか。なにか新しい発見があるかもしれません。

 

ご精読ありがとうございました。

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