「起業したい」と夢見るのがダメな理由(「ゼロ」を読んで)

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何もない自分に小さなイチを足していく。

 

皆さんコンニチハ。リトマです。

 

先程、天下のホリエモンの名作「ゼロ」を読み終わりました。

 

「堀江貴文」という一人の人間の人生が詰まった、小説のような本でした。

 

今回はこの本のタイトルにもなっている、「ゼロ」。

ゼロからイチを足していくことに纏わる「起業観」についてお話したいと思います。

 

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ゼロからイチを足す

仕事や人生において楽をしたい。そしてその手段として起業したい。

そんな人は山ほどいるでしょう。

 

これについて、ホリエモンは著書のなかでこのように語っています。

仕事や人生においてラクをすること。それは掛け算を使うということだ。

5+510の成果を出すのではなく、5×525の成果を出す。

同じ時間で同じ労力を使いながら、より大きな結果を残していく。「掛け算によるショートカット」だ。

 

しかしこのあと彼は、この掛け算には大きな前提が必要だと説くのです。

これまで僕はショートカットの有用性を強調するあまり、その前提にあるはずの「足し算」の部分について、ほとんど語ってこなかった。人は誰しもゼロの状態からスタートする。そしてゼロの状態にいくら掛け算をしても、出てくる答えはゼロのままだ。

彼は、掛け算の前提には足し算があるというのです。

 

そしてこの足し算は、すごく地道な努力でしか達成されないと言っています。

人が前に進もうとする時、大きく3つのステップを踏むことになる。

挑戦:リスクを選び最初の一歩を踏み出す勇気。

努力:ゼロからイチへの地道な足し算。

成功:足し算の完了。

コレはアスリートからビジネスマンまで、幅広く当てはまると言っています。

 

つまりまとめると、

  • 「掛け算での効率化」は重要。
  • だがそれには、「足し算」という土台が必要。
  • そして、「足し算」は地道な努力によって達成される。

ということです。掛け算的な大きく理想的なコトを成すには、それ以前にこの「努力のステップ」を踏まなければ行けないということです。

 

起業

ドリューヒューストン。私の尊敬する起業家の一人です。

 

Dropboxを作った彼も、始めは大学入試のアカデミー作りに取り組んでいました。

始めからDropBoxのようなサービスを作りたい!と思って起業にチャレンジし始めた訳ではありません。きっと、自分でビジネスを動かそうとしていく中で、色々なことが経験的に見え始め、Dropboxに着手できたのだと思います。

 

彼にとって「足し算」の部分は、「大学入試のアカデミー作り」から始まっていたと思うのです。

 

マークザッガーバーグ。Facebookの創始者も、始めは大学内の人をつなげるシステムを作っていました。始めから世界中の人々をつなげたい!という思いのもとビジネスに手を出したわけではありません。

 

スティーブジョブスだって、「コンピュータをガレージで制作する」という「小さなこと」から始まっています。始めから「世界をコンピュータで変えよう」と考えていたのではないと思います。

 

ココで私が強調したいのは「足し算(=1歩踏み出して努力すること)」の部分の大切さです。

 

「この技術で世界を変えたい」とか「もっと世界中をつなげたい」だとか、そういった理念を持つことも極めて重要なことです。しかしながら、自分がゼロの状態からそのようなことに向かい始めなくてもいいのではないのか、と思うのです。

 

「起業を夢見る」人は多くいます。私も実際その一人です。

 

しかし「起業」とは、もはや夢見ることではないのです。

 

私達は、「起業」とは遠く未来にあるもののように思いがちですが、実際は違います。

 

「この技術で世界を変えたい」とか「もっと世界中をつなげたい」と言った夢を思うばかりで、今現在の「ゼロからイチを足す挑戦・努力」をできなければ前には進めません。その見えないどこか先に起業があるのではありません、その過程そのものが「起業」なのです。

 

始めはどんな分野でもいいと思うのです。「起業(=法人化)」という形を取らなくても、自分がちょっと「イイな」と思ったモノをビジネスにしていく。ドリューヒューストンがSAT用のアカデミー(SATは試験の名前)を作ったという挑戦があってこそ、そのあとに大きな「起業」をすることができたと思うのです。

 

遠くにある「理想」を夢見てはいけない。

 

思えば私は、今まで起業というものをどこか「遠くにある」もののように捉えていました。

 

来たるべきときが来たら起業するぞ!と。

 

「新技術(=AIVR)が普及してから、その普及によって生まれる新しい需要を見極めて、起業しよう」と思っていました。アイデア自体は今も変わってはいませんが、私はその前にある「足し算」の部分を少しおろそかに見ていた様に思います。

 

私がその来たるときに起業したら、私は成功するでしょうか?

 

いや、しないと思います。

 

それはアイデアが悪いからではありません。私が「ゼロ」だからです。

 

もちろんそれに気づいた今となっては、色々なビジネスを考えて行動に移していっています。

 

それが来たるべき「デカイ起業」とは全く違うベクトルのビジネスでも、その「足し算」にはとてつもない価値があります。理想を妄想するだけでなくて、何かしら実行していくこと。それで見えてくることというのはたくさんあります。

 

私はかつて、IT関連会社に就職して経験とコネを積み、「新技術の需要」を見極めて起業しようと思っていました。「拝啓、次世代のホリエモンになる皆様へ。」の記事にもそのように書いています。

 

しかしながら、きっとそれだけでは不十分なんだと思います。

 

その「就職」では得られない「足し算」がある。

 

IT関連会社で得られる技術的な知識は置いといて、こと「起業」に関しては「就職」で成長しないのだと。

 

来たるべき日の「起業」ではなく、今それに向かって(いや方向は違っても)、ビジネス家として一歩踏み出していくことが重要なんではないでしょうか。

 

「大きなこと」をするのには、「小さな地道な努力」を足していくことが必要だ。

 

始めの「掛け算のショートカット」とは少し趣旨が違うかも知れませんが、通ずるモノがあると思います。「理想」や「将来」のものとして起業を眺めて立ち止まるのではなく、「今」何かに挑戦して努力して経験を積む。

 

「起業したい」と夢見るのをやめて、実行していこう。

 

その実行の積み重ねの先に、「ふと気づけば」ぐらいで「起業」が現れるのではないでしょうか。

 

おわりに。

いかがだったでしょうか。

 

「ゼロからイチを足す」という重要さ、分かっていただけたと思います。

 

「ゼロ」と名付けられたこの本は、この話のほかにもたくさんの彼の人生が詰まっています。

 

「ホリエモン」という人物が描かれた小説。

 

そんなこの本、ぜひ読んでいただきたいと思います。

 

ご精読ありがとうございました。

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