サルのようにハマり、鳩のように飽きよ。
皆さんコンニチハ。リトマです。
先日の「10年後の仕事図鑑」に引き続き、昨日また新しい本を読みました。
「多動力」
ホリエモンさんのとても有名な著書で、ちょうど今から1年前ぐらいに発売された本。
「天下のホリエモン」の生き方について、「多動力」を軸にして解説されています。
サルのようにハマり、鳩のように飽きよ。
この「多動力」について、今回は話していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
「多動力」とは。
本書のなかで中心に取り上げられているこの「多動力」。
一体どのようなものなのか。
どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる。
僕は80点とるとあっさり飽きてしまうことが多い。ある程度ハマれば、大半の知識は得られる。そこから長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルへ飛んだほうが、また新たな発見がある。
つまり、とことんハマって80%ぐらいの知見を得て、飽きたら次へ移ってまたしばらくハマる。
これをホリエモンは「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ。」とも表現しています。
これを彼は「多動力」と呼ぶのです。
さらに彼はこう付け加えています。
一度深くまでハマり、あっさりと次へ移る。これからの時代は、そうやって80点とれるものをいくつも持っている人が強い。
来る時代では、色んな分野に知識を持った人が価値を持つ。
そういった考えはホリエモンだけではなく、他の色々な起業家達にも多く見られます。あのスティーブ・ジョブズの有名な「点と点をつなぐ」スピーチでも似たような考えがあるように、ビジネスの範囲を超えて、音楽・芸術・スポーツなど色々な分野に言える考えだと思います。
飽きること。
つまり飽きることは悪いことではないと。
彼はそう言っています。
もちろんその裏に、「熱中した」という事実は必要だと思います。
ハマって飽きてこそ、得られるものが多くあると。
手を出した瞬間やめてしまう。それはもはや「飽き」にカウントされないでしょう。
たくさんハマって、たくさん飽きる。
「飽きた数」だけ「成長」があるということです。
私は生まれてこの方、生粋の「飽き性」でした。今でもそうです。
何かにどハマリしたかと思えば、半年、一年ぐらいで飽きる。
このブログのプロフィールにも書いてありますが、私はそれを今まで短所にカウントしていました。
しかしそうでもないらしい。
これからの時代、ハマって飽きることはもはや長所だと。(筆者のプロフィールについてはこちら)
もちろん、より大事なのは「飽きること」より、その前提にある「ハマること」ですが、もはや飽きることさえも肯定されています。いい時代ですね。
筆者としては何か救われた感覚になりました。
逆に、何か一つのことに終始していては価値は上がりにくい。
もちろん、さっき言った80%から100%までを極めることによって価値を高める人もいます。
「プロフェッショナル」と呼ばれる人々、「野球選手」「サッカー選手」「画家」「音楽家」など。
その分野一筋でがんばっている人だって一定数います。
しかし、「多動力」によって色々な分野を股にかける人は、かれら「プロフェッショナル」に負けず劣らない「価値」を発揮するのだとゆうわけです。(もちろん「プロフェッショナル」な分野がたくさんある人は更に強いですが…。)
80%から100%よりも、80%×10個をこなす方が楽しんで「価値」を作れるでしょうと。
本書で紹介されている様に、本田圭佑選手などは「サッカー選手」と「起業家」の二足のわらじを履くいい例ですが、
そこまでいかなくても、「学校で一番フルートが得意」と「サッカー部で一番うまい」と「書道で5段」などをかけ合わせたとすると、
- 「学校で一番フルートが得意」= 300人中1位
- 「サッカー部で一番うまい」=300人中1位(つまり学校で一番うまい)
- 「書道で5段」=100人中1位?
が掛け合わさるだけで、300×300×100=900000人に一人の人材になるというわけです。
この考えを知ってから、なぜか小学校の先生になってみたい気分になりました。小学校の先生は研修時代に、こんなことを教えられたりしているのでしょうか。なにか教育の場面でも知っておきたい考え方な気がします。
そんな教育の話はおいといて。
「飽き」は「成長」の証だ。
飽きることが悪いことじゃない。
サルのようにハマり、鳩のように飽きよ。
やはりこれら考えからも、「好きなことを行え」「趣味を極めろ」というホリエモンさんの考えが垣間見えてきます。
「ハマる」ためには「好きなこと」である必要がありますもんね。結局。(趣味を極める話については「激動の時代を生きるあなたへ(10年後の仕事図鑑を読んで考えたこと)」を是非見てください!)
やりたくないことを我慢して続ける時代は終わった。
好きなことにたくさんハマり倒して、色々なことを学べばいい。
これからの学生を勇気づける話ですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
「多動力」
誰しも何かに「ハマ」ったり、「飽き」たりした経験はあるでしょう。
皆さんも思い当たることがあったのではないでしょうか。
今回話したことは、この本の1割にも満ちません。
本書の中には他にもこれからの時代に大切な生き方・考え方についてたくさん書かれています。
ぜひ皆さんも拝見してみてはどうでしょうか。
ご精読ありがとうございました。